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第86回箱根駅伝 青学大の記録 [箱根駅伝]

いやー、まだ興奮冷めやらず、何回か録画した箱根駅伝を見てしまいました。
速報で書いた記事では、自分の主観しか書いていないので、今回の青学大の記録をちゃんとまとめておきたいと思います。
     氏名    学年   タイム  総合順位 区間順位  
1区  出岐 雄大  1年  1:03:48   9      9
2区  米沢 類    4年    1:08:54   5      5
3区  荒井 輔    4年  1:04:09   8      7
4区  横山 拓也  1年    58:36   9      13
5区  小嶺 篤志  1年  1:23:52   9      10
   往路             5:39:15 トップの差 7:17
6区  小川 恭正  3年  1:00:50   7      7
7区  市岡 敬介  4年  1:06:08   8      5
8区  相原 征帆  1年  1:07:51   8      8
9区  川村 駿吾  2年  1:13:45   9      15
10区 鈴木 敦司  3年  1:13:32   8      12
  復路              5:42:06  11位
  総合             11:21:25 トップとの差 11:12


この記録を眺めて感じたことをいくつか書いておこうと思います。

①往路・復路ともにスタートで良い位置を作っている
 往路の1~3区の個人区間順位は 9位・5位・7位
 復路の6~8区の個人区間順位は 7位・5位・8位
これはまあ駅伝の鉄則ですが往路・復路ともにこれができたのは実に大きい。
スタートしての最初の3区の区間順位はすべて一桁順位で通過しています。
監督の采配が良いのも事実だろうがそれに応えることができた選手はさらに立派です。
2区の米沢、7区の市岡の4年生がともに5位は特筆に値しますね。

②4年生の活躍が目立つ
これは来年に向けては少し気になるデータですね。
2区 5位の米沢、3区 7位の荒井、8区 5位の市岡。
区間順位1ケタは6区ありますがそのうちの半分が4年生によるものです。
まあ他校の4年生も大勢走っていますんで、今回の箱根で自信を着けた選手も多いでしょうし、今回走れなかった選手も同様の自信が生まれるのは間違いないでしょう。
今年は予選にピークを合わせる必要もないので今年よりも調整は楽になるでしょうから、後はじっくりトレーニングを積んで各選手が地力をつけることが肝要でしょう。

③1年生の好走も目立つ
10名のランナーのうち4名が1年生でした。今年の1年生は意識が高い、という話は聞いていましたがその4名も十分及第点が与えられます。
1区 9位の出岐
 今回の1区は例年になくハイペースでした。スピードのない選手はどんどん遅れていく中第2集団を引っ張っていったあの姿勢は見事です。ここで脱落していたらこういう結果はなかったといっても過言ではありません。途中10KMのラップタイムはおそらく29分10秒ぐらいだったでしょう。出岐の自己ベストは29分49秒ですから自己記録を大幅に上回るラップタイムで21KMを走りぬいたのは驚異です。今年も大いなる飛躍が期待できます。
4区 13位の横山
 長い距離にはまだ対応できていないので4区だったんでしょうが全日本も含めて良く走りました。今年はさらにスピードをつけるとともに距離対応ができれば来年は準エースも担えるでしょう。
9区 10位の小嶺
 これも区間順位は10位ですが、十分に及第点でしょう。タイムが立派です。距離が延びた9区を1時間23分52秒は想像以上の走りでした。辻本、小林剛が5区だと思っていましたが十分走ってお釣りがきたようなものです。4年間は小嶺が山を登れると思うと本当に気が楽になるでしょうね。各校とも山登りの候補には苦労していますからね。来年は辻本・小林剛の二人を2,9,10区と言った長い距離の区間に配置できますからオーダー編成も幅が広がります。
8区 8位の相原
 一抹以上の不安を抱えて応援していました。予選会にも出走していませんでしたし。高校時代の活躍はあった選手ですがやはり不安でした。早稲田の北爪と並走できたのも良い結果につながったかもしれません。それにしても区間8位は立派です。8区は遊行寺の登りがあり難しい区間ですから余計この成績は評価したいです。来年はもう一段高い区間での活躍も期待したいですね。
今回は走れませんでしたが、中井、内田も自己記録を更新していますし、この4人がここまで出来たんですから悪い影響があるはずもありません。また大谷も高校時代の記録を更新すればこの4人以上の活躍もありうるでしょう。

来年を展望すると、4年生の抜けた穴は確かに大きいですがまだ1年ありますからレベルアップは大いに期待できますし、先ほども書いたとおり自信=気持ちが一段と強くなるのは間違いないでしょう。偶然、まぐれという意見もあるでしょうがまぐれであれいったんつけた自信と言うのは決してなくなることはありません。スポーツの世界でも会社の世界でも一度つけた自信というものは人間を大きく飛躍させます。今回のシード権獲得という事実はそういう意味で計り知れない大きな武器となるのは確実です。
さて、今回走れなかった選手も来年は復活するでしょう。辻本、小林 剛、小林 駿、西尾がいます。
辻本、小林剛は今回も青学のエースと言っても良い選手でしたんで彼らが来年走れれば4年生の抜けた穴を埋めることは十分に可能です。
また僕はまだ知りませんが新1年生という戦力補強もあるでしょう。青学は駅伝を強化項目に挙げていますんで今年と同等の補強はあるんではないでしょうか。彼らが今回の経験者に交じって練習を積めば大きなレベルアップができると思います。青学は他校に比べると部員自体も圧倒的に少ないですが今回の大活躍で一般選手の入部も増えるとも思いますし層が今年より相当厚くなるんでは?
とも思います。
最後になってしまいましたが原監督の力は滅茶苦茶大きいと思います。今回の区間配置一つとってもそうですが、何より大きなブレーキが無いどころか10人全員が実力を(中には実力以上)発揮できたことは本当に大変なことです。皆前半を抑え(というか無理をせずといった方が良いんでしょう)他校が失速する中を力を発揮した。これは言うのは簡単ですが実行するのは大変なことです。
来年度も原監督が引き続き指導をしてくれるなら来年以降は本当に楽しみなチームに仕上がってくれることは間違いないと確信しています。
本当にこのような感動と未来に対する期待を与えてくれた原監督、走ってくれた選手のみなさん、走れないでもチームを支えたすべての選手、その他様々な支援をしてくれた関係者の皆様にありがとう、と言いたいですし大感謝しています。
来年も素晴らしい活躍を期待しています。

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