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二元論の限界 [ちょっと哲学]

ここのところ、我が家のネットワーク環境がおかしく、ブログの更新もできませんでした。
コンピュータの世界ってバリバリデジタルと思いきやなんか非論理的な世界でもありますね。
さて、以前に西洋の宗教のところでも書いた二元論に関してです。
僕も仕事で二次元マトリックスをずいぶん活用した方ですから、二元論がいけないと言うことを書きたいのではありません。
ただ、二元論ではどうしても解けない問題が世の中には多くあると言う気がしています。
たとえば物理の問題です。大昔学校で習った時は+と-の電荷で問題を解いていました。ところが物質の最小単位が電子、陽子、中性子ではなくなってくると電荷では解けなくなってしまいました。
昨今のノーベル賞受賞の中で素粒子論が出てきましたがクオークの世界では電荷ではなく、色電荷と言う概念が使われています。


色の三原色は、R=赤、G=緑、B=青ですよね。素粒子の世界はそれぞれの色電荷で問題が解かれます。こうなると組み合わせは2値とは違い格段に増えますんでより難しくなりますが今まで解けない問題が解けるようになります。
二元論で行き詰った時にはこういう違う視点で問題を捉えなおしてみると言うことが結構大事ではないでしょうか?また、おんなじ問題でもこのような考え方で解き直してみると違う答えが見つかることもあるのではないでしょうか?
僕は市場調査の仕事をしていたこともあり、もう一つ同じような問題に気づいたことがあります。
それは線形と非線形の問題です。自然の振る舞いなんぞを見ていますと、あるところまでは線形に動きますがある閾値を超えると急に非線形の世界に入ってしまうと言うことが良くあります。
天気予想なんかではよくあることではないでしょうか。
どこまでは線形で解くのか、どこから先は非線形で解くのか?(まあ非線形は所詮解けないんでしょうが)
問題の解法と言うのは問題の立て方や状況を見極めて選ばないといけないんでしょうね。

CAD/CAMのセールスも経験しましたが、僕の扱ったシステムは3次元のシステムでした。
2次元比べてある種の売り物になるのが試作費用の削減。作ったモデルを施策を作らずに評価することでコストを下げることができます。この時に良く使う解放が有限要素法解析(FEM)でした。
FEMのソルバはいろいろな物がありましたが、単純に言うと静的、動的と線形、非線形の組み合わせでの解法がありました。リニア+スタティック、リニア+ダイナミック、ノンリニア+スタティック、ノンリニア+ダイナミックというどれかの解法を選択するわけですがどういう問題はどう解くのか?と言うことが分からないとセールスできないんでこの勉強で大変な苦労をした記憶があります。
こういったトラウマから出てきた考えかもしれませんが、最近のノーベル賞で素粒子論の話が出てきてこんなことを思いつきしたためてみました。


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